男達は何も知らないから、あの舌は純白な平凡な下着だと思っている。ざまあみろ。風でスカートがめくれたとき、白い下着が見える。その時の男の子のまぶしい視線は素敵だ。疲れた成人男性でも一瞬目を輝くのがわかる。
あたしそれを見るのが好きだ。そしてあたしのモモを指でひとなでしたら男はきっと射精する。なぜならあたしのそこは、上に行くほどモモの中から目には見えないエキスがいつも出ている。かすかな脂がいつもにじんでいて皮膚はなめらか。そして必殺のフェロモンエキスを放っている。「巫女さまお見事、もう一献」今度はショウザエモンがさらにとくとくと継ぎ足した。「巫女様はいけるクチだ」よへえが真っ赤な顔をしてゲラゲラと笑うと、みさい男達の表情がほころんだ。その時、美和が私の耳元でつぶやいた。「みんないい顔してる。わたし、なんかいやされる。」よかった。「ねえ、よじれまらってなんだ?」酔った彼女が聞く「マラがよじれちゃってるのよ」「どうして?」「知らない」その時、小屋にカメばあちゃんが入ってきた。木の箱をかかえている。「巫女さま、飯だ。飯食ったら、ねりこみがはじまるから、化粧をはじめるで」「ねりこみ?」「そうだ、七福神はこれからご祝儀のある家にみんなで練り込むちゅうわけだ。さあ飯」
ばあちゃんが食事の入った箱を広げる。何の魚かしらないけれど、山の中にしてはうまい焼き魚。私たちの化粧がはじまる。部屋の真ん中に幕がおろされ、男達の目をさえぎることからはじまった。ムラに伝わる独特の化粧らしく、ばあちゃんが白粉をこてこて塗ってくれる。最後に頬をほんのり赤くし、唇に紅をさす。酒に酔った男達も幕の向こうで七福神の扮装にかかるらしいざわめきがする。それから巫女の衣装を着ける。この時初めて、あたしたちは制服を脱いだ。征服はカメが衣紋かけに吊るす。まず白いコシマキをつけてくれた。げ、時代劇にでてくるこしまきかよ。寒いからベストはそのままで白い上着に赤い袴をつける。髪には巫女の髪飾りを垂らす。化粧をし衣装をつけると美和もあたしも即席の巫女になった。衣装というのは不思議で、あたしたちの体は不思議にも巫女らしい気分になる。しかし七福神のねりこみがなかなか始まらない。
男達の酔いが十分回り、ろれつが回らなくなり、腰があやうくなり、ようやく祭りの出発だ。午前零時を過ぎている。遅いぞ。「ねりこみだ!」誰かが叫ぶと、男女を隔てた幕がおとされた。かの男達の質副腎は見事に変身している。精三の弁財天の花嫁姿がど派手。大男が緋色の内掛けを着て角隠しもしおらしく、内股で歩く姿がなんともいやらしい。ススムは恵比寿、ヒデオは大黒天で大きな袋を背負っている。せんずり大作は福禄寿、よじれまらの袈裟男は毘沙門天、富士平はでかい腹の布袋、ちびまらのへいすけ寿老人、一同がみなそろった。